AKS068 は、5,899円(セールで5,000円位によくなる)で買えるアリス配列でホットスワップ可能、さらにキーリマップツール VIA にも対応している激安な中華製メカニカルキーボードです。
AKS068 ゲーミングキーボード アアリスレイアウト有線65% 68キー 茶軸ホットスワップ可能 エルゴノミクスVIA プログラム可能 RGBバックライト搭載メカニカルキーボード USB Type-C GASKET構造ボリュームノブ付き24Kケーブル付きWindows Vista/XP/7/8/10/11、Macに対応(ブラックグレー) Amazonより
VIA
VIA とは、オープンソースで開発されている、WEBブラウザ上で動作するキーマップ変更ツールのことです。何が良いかというと、変更した設定内容が筐体(キーボード)側に保存されるので、別のPCに繋げても変更したキーマップをそのまま使用可能なこと。もちろんVIAに対応するキーボードじゃないと変更・保存できない。
定義ファイル
公式サイトから定義ファイルの JSON (AJAZZ-AKS068 Single Mode RGB_Keyboard Drive_V1.0.rar と書かれてるやつがそれ) をダウンロードして解凍して VIA で読み込む。
レイヤーキー
レイヤーキーの Space Fn や MO は使えるけど LT は機能しない。つまりキー単体で押した場合と同時押しした場合の挙動を変える Mod-tap は Space Fn 以外使えない。この他は試した限りでは問題なく使えると思う。
日本語入力/IME切り替え
日本語入力切り替えを設定しようと思って色々試した結果動作しない。
ALT + ` で変更するために A(KC_GRV) や、マクロで {KC_LALT,KC_GRV} を割り当てたり、 LANG3 から LANG9 までの KC_LANG も全て試した。かな KC_KANA も試したけど動作しない。
試しに IMEの切り替えに CTRL+SPACE 割り当てて、マクロで {KC_LCTL,KC_SPC} を割り当てると動作する。 けど、本末転倒すぎるので帰結としては IME に設定した CTRL+SPACE で切り替えたほうがいい。
マクロ
マクロについては、何故か登録した6個目までしか割り当てても機能しない。 それと何度かキーマップを変更しているうちに作成したマクロが消えるので、変更するときは始めに save の下にある load から前回保存した json ファイルを読み込む必要がある。
レイヤーについて
レイヤーは4つでレイヤー1にはバックライトとサイドライトの調整とか Win/Macモードの切り替えがデフォルトで割り当てられている。
以下の画像は「ぼくの考えた最強のキーマップ」ではなくて、こういうキーマップであれば問題なく動作するという例です。
Caps Lock に Left Ctrl を割り当てたり、右スペースキーに Space Fn2 を割り当てたりできる。
マクロの M4 には {KC_ESC}{KC_LSFT,KC_SCLN} を登録していて、某テキストエディタを使う時に少し便利になる。
アリス配列
画像を見てもらうとわかる通り、キーが中央から斜めに上がるように配置してある。これをアリス配列と言うそうで「入力時に腕がハの字になるので楽」と、何かで読みましたが本当に楽。他のメーカーだと Keychron Q8 なんかが Alice 配列。
音量調節ノブ
音量調節ノブは、ギザギザの溝があるので回しやすくて、指が当たった程度では回らない位の重さがあるので誤操作することはない。押すと消音で、それも力を入れて押す必要がある。 オンラインのミーティングで消音するとか、YouTube なんかの動画サイトで音量が大きい場合に、咄嗟に絞るとかで役に立つと思う。スピーカーとかミキサーにボリューム調節するスイッチ/ノブがあったりするといらんし、見た目がオシャレなだけ説はある。
インジケータ
スペースキーの間に CapsLock や Macモードが ON になってることを示すインジケータがある。 これが警告としてはいいのかも知れないけど、CapsLock がオンになっていれば下を見なくてもはっきりわかる程度に明るい。 明るすぎて眩しいまである。
キースイッチについて
以前は HHKB (静電容量無接点方式) を使ってましたが、基本的にキーの反発力は HHKB よりメカニカルキーの方が弱い。 元 HHKB ユーザーからすると、メカニカルキーボードに乗り換えるなら茶軸がいいと思う。
キーボード自体が激安なので Gateron の黄色軸を買ってみました。 赤軸や茶軸は以前にも使っつかったことがあって「めっちゃいいやん」と思ってたけど、 黄軸は「ぬたっぁ」としていてメンブレンっぽくておすすめしません。
最後に
VIA に関しては機能しないものがあるので、安いとはいえその辺をよく調べて買ったほうが良い。 個人的には右スペースキーに Space Fn2 を左の Altキーに MO(2) を割り当てていて、 特にクリティカルな問題はなく、納得するキー配置が実現できている。 キーボードの作り自体に安っぽさも感じないので満足してる。
コメント
コメントを投稿